DO-AD側溝

概  要

DO‐AD 側溝は、舗装部を浸透してきた雨水をすみやかに側溝内部に流入させることができる、排水性舗装対応の管渠型側溝(DO 側溝)です。
通水部はフィルター部材を使用せず、コンクリートにより一体成形されており、排水性舗装骨材の落ち込み等を防止しながら優れた通水機能を発揮する構造となっています。
製品寸法・形状・重量も管渠型側溝同等で、普通DO 側溝の施工性・経済性・排水機能がそのまま維持されています。

排水性舗装って?

排水性舗装とは、空隙率の高い多孔質なアスファルト混合物(以下、排水性混合物)を表層または表層と基層に用い、排水性混合物層(以下、排水機能層)の下に不透水性の層を設けることにより、排水機能層に浸透した水が不透水性の層の上を流れて排水処理施設に速やかに排水され、路盤以下へは水が浸透しない構造としたものです。

排水性舗装のいいところ

車両の走行安全性の向上
・雨天時のすべり抵抗性の向上(ハイドロプレーニング現象の緩和)。
・走行車両による水はね,水しぶきの緩和による視認性の向上
・雨天夜間時におけるヘッドライトによる路面反射の緩和。
・雨天時における路面表示の視認性の向上。
沿道環境の改善
・道路交通騒音の低減(エンジン音等の空隙内への吸収)。
・沿道への水はね抑制。

特  長

フィルター等の後付け部品なし、施工に適した通水孔
通水幅は舗装骨材より小さい為、側溝内部への舗装材の落ち込みがありません。
また、製品一体のコンクリート部材であるため取付手間もなく、舗装材の熱による変形などの問題もありません。
高い通水機能
通水孔部は排水舗装部からストレートに側溝内部へ連通しており、通水口幅は舗装部の空隙より大きい為、舗装内部のゴミまで目詰まりも無くスムーズに通水できます。
実験結果では80㎜/h相当の降雨においても舗装部への滞留なく通水できる性能です。
敷設が早い管渠型側溝
基本形状は管渠型側溝と全く同一で、従来の施工と同様二次的な手間が不要で、施工性に優れています。
掃流力が高い内空底版
内空断面の底版部は半円形状で、U型側溝タイプの平坦な底版に比べ優れた掃流力を発揮し、排水舗装から流入した泥・ゴミも滞留させません。

施工例

施工例1
施工例2
施工例3